そのままで


松任谷由実 / 海を見ていた午後

 

ユーミンがセシルの週末とかを書いてた頃にドライブしてた道を

いろいろ調べて、晴れた平日の午後に車で走ってた時期がありました。

湘南から葉山あたりの海沿いはあまりカフェやレストランがなくて、

見かけた良さげな店に入って、ソーダ水越しに海を見た。

海を見ていた午後は、意識なく流れてきて、無意識に沁みてきた。

 

あたしは子どもの頃から、そして今も、変わってる、と言われる。

どこが?とかすぐ言うと、言葉を掛けてくれた人の機嫌を損ねることが多いので、

ゆっくりと、どういうところが変わってるのか、ほんとに素朴な探究心で聞く。

なぜなら、あたし自身はただただ素直に生きてるだけだから、だ。

 

答えてくれる内容はいろいろだけど。

総括すると。

一般的に思うだろうことと、ことごとく違う感想を持つ、だからだそう。

わざと言ってない?とか言われるけど、

そんなめんど臭いことはしてない。

嘘をついて体裁を整えることは、もう面倒だからしない。

なんのプラスにもならないから。

 

そのまんまで生きることは気持ちいい。

お金もないし、将来も不安だけど、とにかく、そのまんまで居ると、

気持ちよく居られる根本的なとこを自覚できて、

そっからはずれてるか否かを認識できるから、ほっとする。

世の中のこと、ぜんぶ一人称で、つまり、自分がどう思うかで考えて進んでけばいいと思う。

それを突き通すかどうかは、その先の話だから。

まずは、自分がどう感じるか、どう思うか、が一番大切だと思うな。