偶然

出会うべき人と出会えたことを、人はどうやってわかるのだろう。


あたしは、まわりに素晴らしい人たちが居てくれて、
自分で言うの間違ってるかもしれないけど、幸せ者だと心から思う。


出会うべき人、って、ひとりだけじゃない気がする。


まえにも書いた、愛は海のように広い、ように。
今では、人類が把握していない部分も含めた、宇宙のように、愛は広くて、
人の心も、それと同じように、途方もないほど広い、と思う。


人生に影響を与えてくれる人、というのは、密な関係を持たずとも居て。
旅先で立ち寄った着物屋さんのばあちゃんに言われた一言とか、
仕事帰りに寄った定食屋のおばちゃんにふと言われた一言とか。


あ、と思って、そうか、と納得させてくれる、けど、一期一会、
みたいな関係って、結構あると思う。


そんな方々も、出会うべき人じゃないか、と最近思ったりする。


会ったこともないけれど、その人の作る映画が好きだったり、音楽が好きだったり、
絵、写真、彫刻、言葉、演技、性格とかが好きだったり。
一般的には「ファンなだけじゃん」と言い切られてしまう関係だって、
あたしは立派な出会いだと思うのだ。


出会うべき人と出会えたなぁって回想できるのは、きっと、もっともっとずっと先だな。
ああ、あの時の出会いは、出会うべきしてだな、って、
あたしが今書いてるようなことが無意識に整理されて思えるようなトコまで行ければ、
ふとわかるんだろうな。


日々、素晴らしいことは起こってて。
そう思うと、ぜんぶ、出会うべくして出会ってるのかな、と思ったりする。
ただ、みんなに繋がってる空を仰いで、感謝を想う。