会話


Stevie Ray Vaughan & Double Trouble / Little Wing / Third Stone from the Sun
From 1985 album "Soul to Soul" (Import)


喋ってるような Stevie Ray Vaughan のギターが大好きで、
ひとりでよく聴く。
ふたりで話してるように。





東京はカラ梅雨です。
今日も暑かった。
出掛けるとき元気だったので、暑そうだけどひさしぶりに自転車をこいできた。
6車線の主要幹線道路の左端を、大きいママチャリで、さっそうとこいできた。


事務所に到着したらどっと汗が噴き出して、荒い息が収まるまでずいぶん掛かった。
けど、風を感じるのは気持ちいい。


このところ取材が多くて、出不精のあたしにとっては、ちょっとハードな毎日。
事務所に籠って昼夜問わず仕事に没頭するのより、ハード。


いろんな場所に出向いて、いろんな方のお話を聞く時、
まず一番心掛けるのは、時間を割いてくださった方々に、絶対に迷惑にならないこと。
そして、話したいと思ってくださることを、気持ちよく聞くということ。


当たり前だけど、ひとはみんなひとりひとり違ってるから、ムツカシイ。
お会いするたびに、その人ごとに、
「はじめまして」から数分で深い話を聞かなきゃならない。


だけど、暑い日の自転車じゃないけど、
いいお話をうかがえた時は、堪らなく嬉しい。
取材を喜んでいただけた時も、あたしの仕事を肯定された気がして、
逆に感謝でいっぱいになる。


あんまりに多くの人達にお会いする期間は、
家に帰ったら、言葉以外のなにかで会話したくなる。
植物いじったり、掃除したり、料理したり、Stevie Ray Vaughan の音と話したり。
短い夜だから。