会話
Stevie Ray Vaughan & Double Trouble / Little Wing / Third Stone from the Sun
From 1985 album "Soul to Soul" (Import)
喋ってるような Stevie Ray Vaughan のギターが大好きで、
ひとりでよく聴く。
ふたりで話してるように。
*
東京はカラ梅雨です。
今日も暑かった。
出掛けるとき元気だったので、暑そうだけどひさしぶりに自転車をこいできた。
6車線の主要幹線道路の左端を、大きいママチャリで、さっそうとこいできた。
事務所に到着したらどっと汗が噴き出して、荒い息が収まるまでずいぶん掛かった。
けど、風を感じるのは気持ちいい。
このところ取材が多くて、出不精のあたしにとっては、ちょっとハードな毎日。
事務所に籠って昼夜問わず仕事に没頭するのより、ハード。
いろんな場所に出向いて、いろんな方のお話を聞く時、
まず一番心掛けるのは、時間を割いてくださった方々に、絶対に迷惑にならないこと。
そして、話したいと思ってくださることを、気持ちよく聞くということ。
当たり前だけど、ひとはみんなひとりひとり違ってるから、ムツカシイ。
お会いするたびに、その人ごとに、
「はじめまして」から数分で深い話を聞かなきゃならない。
だけど、暑い日の自転車じゃないけど、
いいお話をうかがえた時は、堪らなく嬉しい。
取材を喜んでいただけた時も、あたしの仕事を肯定された気がして、
逆に感謝でいっぱいになる。
あんまりに多くの人達にお会いする期間は、
家に帰ったら、言葉以外のなにかで会話したくなる。
植物いじったり、掃除したり、料理したり、Stevie Ray Vaughan の音と話したり。
短い夜だから。