戦闘


The Prodigy / Wild Frontier


当時はわかんなかった Prodigy の音が、最近やけに心に響く。
なんでだろう、わかんないけど。
好きだった Nirvana の音も、好きでアルバム買ったときよりもっと響いてる。
今年のサマソニのメインアクトらしい、Prodigy
途中で倒れちゃいそうだけど、ほんのちょっぴし行ってみたいな、と思ったりした。





先々週の水曜。
とんでもない仕事が舞い込んできた。


あるパンフの企画から取材、編集、デザイン、コピー、入稿までぜんぶを、
途中掛けで他の会社が放り投げた仕事のやり直し、という内容。
しかもGWをはさんでの超短納期。


担当の方も、何年か前に嫌な仕事の終わり方をした人だったので
とてもとても悩んだけど、受けた。


仕事とギャラが折り合わないこの頃、ちょっとばかしギャラが良かったからだ。
クリエイターではなく、職人に徹しよう、と心に決めて、受けた。


その日から10日。
この期間に3度のフルページ提出を要求されて、
内容について詳しく書くとうっとおしいからこれ以上書かないけど、
それはそれは、どたばた、ぎりぎり、へとへと、だったのだ。


仕事じゃなかったら絶対に話したくない、と今でも思ってる担当者から、
「好評でした。この短い期間でよくぞ。
 助けてくださって、ほんとうにありがとうございました」
と電話が来た。


その声はほんとに安堵してて、
ここに来るまで相当大変な流れだったんだとわかった。


箱根の山で言ったら、まだ関所を通過しただけの段階。
印刷に入れるまで、上り下りの山々を超えて行くのだろうけど、
これまで敬遠してた担当者への心持ちが変化した分、
短い間だけど、一緒に旅してやるか、って今は思える。
そう思えること、とても嬉しい。


やっぱし、戦うべき敵は自分のなかに居るな。
最大の味方も、自分のなかに、居る。
だから自分のことが一番わかんないのかもしんない。