推敲

そろそろ眠ろうかな、と、北の小窓を閉じようと空をみたら、ほの明るかった。
しとしと雨が降ってる、厚い雲の夜更け。
いつもの夜より、ほの明るい。





想いを生きる、という言葉についてちょっと考えてた。
いや、考えてた、というより、想い巡らせてた。


意志を貫く、というのは、意固地になることなんかじゃなく、
自分の想いを、深く、静かに、信じ続けてゆくこと。


歩きはじめる時に携えるのが自分の心ならば、どんな障害にも挫けないって思う。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、心を鍛えてゆくと、
自分の心が今なにを抱きしめているか、おぼろげに、今宵の空みたいに、見えてくる。