決断




The Police / Message In A Bottle


孤独から救ってくれ、って世界にSOSを送る。
そんな歌詞。
とても好きな曲。
メロが堪らなくカッコイイ。


孤独死、のニュースが流れるたびに、
亡くなられた方に対して、ものすっごい失礼だと強く想う。


人は、生まれてくるときも、死ぬときも、ひとりだ。
いや人だけじゃないけど、生き物はぜんぶ。


あたしはまだ死んだことがないからわからないけど、
亡くなった大切な人達から、たぶん逝ってしまうその瞬間、そのすぐ後かに、
言葉と愛を受け取ってる。


藤原新也という敬愛する写真家が、メメントモリのなかでこう綴ってる。


 死というものは、なしくずしに人に訪れるものではなく、
 死が訪れたその最期のときの何時かの瞬間を、ヒトは決断し、選びとるのです。
 だから、生きている間に、あなたが死ぬときのための決断力をやしなっておきなさい。


この言葉を読んで、メメントモリを買ったと言っても過言じゃない。
恐いことなんかじゃなく、生を想え、と言ってる気がしてならない。


あたしより年下の大切な友達をなん人も送った。
だけど、彼らは最期のその時、きっと、
魂と、心と、脳と、体が一体となり、想い出に包まれ、愛を感じていた、と想いたい。


孤独なんかじゃなく、人は想いを反芻できる。


あたしは長生きしたい。
だけど、毎日、いつなん時も、死を想ってる。
突然訪れるものだと思うから。
だからこそ、死ぬその瞬間に、いい人生だったと想えるような生き方をしたい。