脱原発




Ray Charles / Georgia on my Mind


猫の三白眼みたいな月が空に浮かぶ。
年の暮れが近づくと、否応もなく、故郷を想う。
空の瞳が、故郷とリンクして、切なくなる。


昨日の夕暮れ時、震度4の揺れを感じながら、2011.3.11.のことがくっきり思い出された。
事務所にいて、宮城で津波警報が発令されたのをテレビで見た時、
なんでもいいから、すぐに高いところに逃げてください、と祈った。


原子力発電所は、日本には要らない。
人の命を償える代償を払える人など、この世にはひとりもいない。
命は、他のナニモノにも代えられない、唯一の、命なのだから。


絶対に、原子力発電所は、地震の多い日本には、要らない。


故郷を、
暮らす街を、
未来を。
改めて、深呼吸を繰り返して、深く想った日だった。