十五夜




水晶玉がキラキラ光りながら空に浮かんでた。
それが今年の十五夜


また仕事場の窓から仰いで、
さっき帰りに、公園の緑越しに、じんわりと仰いだ。


写真は、ほぼ満月状態の時間に撮った十五夜


けれど、墨ベタに丸が白抜きされてる、だけみたいで、ちょっと悲しい。
だけど、十五夜だから(笑。


午前三時頃、悩み多き友人から、仕事中に電話が入ったけれど、
申し訳ないけれど、出る気になれなかった。
月がきれいだね、そう呟きながら、呼び鈴が鳴り終わるのを待った。


四時半少しまえ、モチベーションがカスカスになってしまったので、
断念して帰宅することにした。


階段を下りて後ろを振り返ったら、水晶玉からハラハラ光が舞ってた。
美しすぎる月。


月があまりに綺麗な、今日みたいな夜明けは、
空も、染まるのをためらってて、太陽さえ、月を眺めてて出が遅れる。
ような気がする。