2011-06-22 朝月 眠れずに、きれいな朝が明けた。 もうしばらくしたら洗濯機を回そう、 と、先に、洗濯物を入れておこう、とベランダに出た。 ら、真っ青に突き抜けた空に、ぽっかり月が浮かんでた。 隣りの家の柿の木が、青々とした葉を天に伸ばしてる借景で、 あたしに用意してくれたみたいな、素敵な出会いだった。 半分くらい欠けたその朝月は、ほんとに、ぽっかり、と浮かんでて。 ぼんやり仰いでたら、 なんだかとても幸せな気分になった。