2011-04-25 藍色 四時頃事務所を出て、車を拾い、部屋まで公園の脇をゆっくり歩いた。 見事なほど美しい藍色の空に、半分の月が、空高く浮かんでた。 高くに浮かぶ月を隠すほどに、公園の大樹が緑を伸ばして、朝の風にさわさわと揺れてた。 鳥の声が、かしましいほど重なって聴こえてた。 暖かくなる春の日の朝は、いつも鳥たちが騒がしい。 濃い藍色の空、金色の半月、芽吹き続ける緑、風の音、鳥の歌。 あまりに美しく心に響いて、完璧、と心のなかで呟いてた。 書き留めておきたかった、美しい朝の情景。