地震

昨日、もう24時間以上経ったけど、とてつもなく大きな地震があった。
関東・東北を中心に広く日本を襲ったその地震は、
その発生時から、今も、断続的に余震が続いてる。
この東京でも、1とか2とかの余震が、ほんの数分前にもあった。


その地震と異なる甲信越地方を襲う地震も発生してる。
東京の余震は、その関係のものかもしれない。


未曾有の被害。
亡くなられた方には心からご冥福をお祈り致します。
そして、被災され、怪我を負われている方々、救援を長時間待っている方々、
避難所で不安を抱えつつ過ごされてる方々。。。
どうか、これ以上被害が広がらないことを、本気で、神さまにお願いします。


東京は、最初の大きな地震、震度5強でした。
今も時折くる小さな余震を感じると、心と体が、最初の大きな震動を感じます。
ほんの数秒の小さな余震に、
何分も続いたあの大きな地震を感じて、体がこわばり、恐怖を思います。


東北の方々は、あたしが思うこの恐怖の比ではないはず。
どれほどの恐怖を乗り越え、命を守り、懸命に避難され、静まるのを待たれてることか。
想像をきっと超える。


地震発生から、東京では夜中近くになるまですべての交通機関がストップした。


想像できぬほど大勢の人達が、勤務先から自宅まで、何時間も歩いて帰った。
あたしも、2時間ほど歩いて事務所に戻り、そこから自転車で自宅に戻れた。


道すがらの公共施設や学校、寺社では、
避難地として開放するほか、炊き出しも行なわれてて、
暖かい場所で、どうかひと休みしてってくださいね、と優しい声を幾度もかけられた。
こういうの、あたしは、心に収まりきれずに、涙が出る。
人って、ほんとは、ものすっごい暖かいのだ、と。


昨晩は、今よりもっと強い余震が東京でも続いてたから、
服を着てコートを羽織り、ブーツを履いて、ベッドに横になった。
すぐ持ち出せるように、水などを入れたバックをすぐ隣に置いて。


けど、陽が昇るまで、怖くて、一睡もできなかった。
東北や甲信越に暮らす方々は、もっともっと怖い思いを噛み締められたことだろう。
それを憶うと、堪らなく悲しくなる。


自然災害は、目に見えぬ天地の怒りが籠められてる、と憶ってる。
今の世の中や人に対して、警告とでもいえる仕業のような気もする。


けど、だけど、だとしたら、これほどまでに命を奪うことは必要なのか。
他に方法はないのか。


福島の原発から放射線漏れも発表された。


神様、どうか、もうこれ以上被害が広がらないよう、どうか、鎮めてください。


こんな時に仕事してる自分が、なんだかバカみたいに思えてくる。
事務所の事務机の下にモニターとキーボードを置いて。
その状態で、これも今、書いてる。


最悪の事態を想像した言動を心掛けているけれど、
今回、眠れぬ夜を過ごして、夜が明けた時、こう思えた。
今、目の前にあるもしくは訪れた出来事に対して、
ひとつひとつ、落ち着いてきちんと対処してゆこう。
決して、最悪の事態に向かって進んでいる訳ではない。
それで、少しだけ眠れた。


また余震だ。


まだしばらくは細心の注意をなさってください。
焦ったり、無理に急いで、二次災害を起こさぬように、
どうかみなさんお気をつけください。
突然の大災害に対し、公共をはじめ、多くの方々が尽力して救援をされています。
状況を自分で判断せず、指示されたことを忠実に守って、
この恐ろしい時間が過ぎるのを、命を大事にして、みんなで待ちましょう。