今週のお題
あたしの至福の時は、水がある場所に居るとき。
水に入っていれば、より至福。


写真は、あたしの大好きな横須賀は三崎の、とある海辺。
眺めて堪能して、冷たくってもちょっと水に入ると、なにかが溶け出しそうな気がする。
海は、見るだけで、抱きしめ合ってるような気がする、自然とあたしと。


川も、いい。
故郷は、全国的に見ても、とても川の多い場所。
実家から一番近い浅い川を、ばしゃばしゃ子供の頃みたいに歩くのが、気持ちいい。


東京、都内の川は、あたしは魅力を感じないけど、
青梅や飯能、静岡山梨の富士山全域、栃木那須、千葉印旛沼、群馬の吾妻郡全域、
ほかにもいっぱい、川や水の大きな溜まりがあって、
あたしは、人は、生き物であることを、思い出させてくれる。


毎日の暮らしのなかでは、お風呂だ。
内風呂の小さなバスタブでも、やっぱり、いい。
体と心に付いた、ちっちゃな垢を、ゆっくりと溶かせる。
洗濯が好きなのも、水に触れるから、かもしれない。


そして、日々求めてしまう至福は、温泉。
今続々と増えているスーパー銭湯も悪くないけれど、
やっぱり歴史を重ねた出湯[いでゆ]がいい。


前述の、川がある場所としてあげた各地は、出湯がある場所も多い。
特に、群馬の吾妻郡全域は、どこへ行っても湯が待ってる。
土や森の香りを嗅ぎながら、出湯に身を浸すとき、至福以外、なにを想うだろうか。


参ってるときは、ここから、はじまり、なんて思ったりもする。
無意識にリセットできるのは、自然の水に入ってるからかも。
生まれるまえの、母のなかに居た頃を、深層心理で感じとってるから、かもしれない。
はじまり、それが、あたしにとっての水なのだ。


昨日は、旧暦の立春
二十四節季の春のはじまり。


ごちゃごちゃと、うまくいかない事ばっかり、って思いがちだけど、
ゆっくり想い巡らせてみると、結構そうでもないことに気付いたりする。


疲れたときは、水のある場所に。
そして、いつからでも、はじめる。