2010 - 2011




もう大晦日
光陰矢の如しです。





新年を迎えるにあたって、
あたしが撮った写真データの中から、なんとなく選んだトップの写真。
遡って確認したら、一年前の今日、同じ写真を選んでた。
なんということ!
こういう偶然、大好き。


場所は、三浦。
あたしの大好きな場所。





本日無事提出を済ませ、
事務所に掃除機をかけ、トイレ掃除をし、窓を拭き、ドアや机を三度ぶきした。


明日の打合せは、各々取材先や街中。
事務所での仕事は納めなので、事務所で、軽く仕事納めをした。


みんなで、ちょっとだけワインを呑みながら、


 いろいろ今年も騒がしかったね。


と笑顔で言いあった。


春夏秋冬、反省も込めて振り返り話してたら、
仕事ゼロで給料ゼロの月が、今年は四ヶ月もあったことに気付いた。


気付いた、というか、経理をしてるあたしははっきりとわかってるのだけど、
越えるために、忘れる努力してたこと、に気付いた。


けど、その他の月は猛烈な仕事三昧で、
ゼロ続きの月でも、営業で、やっぱり忙しかった。
自転車操業、を、ほんとに実践してる感。
今年だけじゃないけどね。


 来年こそ、もうちょっとほっとできる年にしたいね。
 やりがいとか、感じる隙間がないもの。


と声があがったけど。


 キツイ状態を乗り越えるのって、最高のやりがい感じる。
 今年も、いい年だったよ。


と、あたしは答えた。
ほんとに、そう思う。


みんな、がむしゃらに歩いてる。
季節が巡るたびに、
ちょっとだけ成長できてる自分を、ほんの束の間感じつつ、また歩く。


 死ぬその瞬間まで、なにも終わってない。


と、大好きな本『イリュージョン』リチャード・バック著、にある。
ちょっと言葉が違うかも、そんな、言葉。


流れに逆らわず、けど意志を持ち、扉を叩き続けるんだ。
歩き続ける者を、待ってる未来は、必ずある。


歓談と、各々想い巡らす沈黙を交互に、心地よく時を過ごしたあと、


 そろそろバラそうか。


と、片付けをはじめた。
バラす、というのは、もしかしたら業界用語かもしれない。
終わろうか、とか、今日は解散しよう、とか、そんな意味。
秘密を打ち明けるわけでは(笑)ない。


植木に水をやり、プリンターやスキャナー、マックたちの電源を落とす時、


 お疲れさん。
 しばしだけど休んでね。
 来年もよろしく。


と声を掛けた。
机にも、小さな台所の流しやコンロにも、ファクシミリ、電話にも。
扉を閉めて、扉にも、一礼した。


バス停で終バスを待ってる時、みんなに、あたし、ふとこう言った。


 よくやった、と思うよ、あたしたち。
 メゲたって許されるほどキツイ場面、幾つもあったもん。
 一緒に乗り越えてこう、うちらなら、できるよ。


最初にバスから降りるのは、あたし。
軽く手を振り、よいお年を、と呟いたとき、うっかり目頭が熱くなった。


いい仕事仲間を持ってる、あたしは幸せだ、と思えたのだ。





ここに来て、読んでくださったみなさま。
ほんとうにありがとうございます。


呟きばっかりの私的ブログなのに、心より感謝致します。


来たる2011年が、みなさまにとって素晴らしい年となりますように。
ぼちぼち、気が向いた時に、またお付き合いくださいませ。


I wish you a Happy New Year !!