休閑

先ほど、美しい朝の光のなか、徹夜明けで帰宅した。
部屋から見える公園を抜けて帰って来た。


両手を左右に広げて、手のひらを上に向け、肘をすこし下げて腕で半円を作る。


ちょうど、そんな感じの大きな桜の木が公園に立ってて。
枯れ葉を枝に残したまま、朝の光に、眩しいほど照らされて輝いてた。


歩を止めて。
まじまじと、艶っぽいなぁって思った。
魅力的だった。


大地に根をおろし、光を全身に受けて輝く桜の木が。


二時間ほど眠ったら、また仕事に出掛けなければ。
正午には作業を再開したい。


今あたしにできることの最大を。
最高の集中力を。
ブレイクスルーには、それしかない。