秋の気配

昨日はひさしぶりに、ちゃんとした夜に帰宅できた。
近所のスーパーで、これまたひさしぶりに、ざわざわ賑やかな雑踏の中で買い物した。


ゆっくり風呂に浸かって、軽く料理を用意して、冷やを呑みつつ、ぼーっ。
いいなぁと、しみじみ思いつつ、さまざまなものに感謝した。


山場は、今のところは越えれた。
まだまだぜんぜんホッとしては居られないけれど、目指してた頂きのひとつは制覇した。


継続して、同時に、いろんな山に登り続ける。
誰かが言ってたけど、


 会社を経営するというのは、
 飛行機を操縦しながら、飛行機の故障を直すようなものだ。


とてもよくわかる。
車ではないのだ、車の故障ならば、止めて休める。
船でも、停泊できる。
だけど、飛行機は、故障したから、といって、止められないから。


そんな予断を許せない状況が、際限なく続くのだ。
それが、会社を経営する、ということ。
うちはちっちゃいけど、大きな会社の代表の方など、とてつもない重圧があると思う。


けど、なんで続けてるのか、はっきりとは自分でもわからない。
理由は、いつか言葉にできるんだろうな。


それは置いといて。


夕飯すませて、ぼーっとしてたら、つい、うたた寝してた。
かなり気持ちいい眠りだったので、朝?と思って急いで起きたら、ちょうど夜中だった。
しあわせ、と、呟いてしまった(笑。


秋の虫音を聴いた。
気付けばエアコンも付けてない。
スダレを降ろした窓から、涼やかな風がそよいでた。


じっくり休めたので、着替えて、自転車で仕事場に向かおうか、とも考えたけど、
今日は二度寝させてもらおう、と思って、やめた。


秋の気配。
陽が昇れば、まだまだ猛暑が続く、と予報士は話してる。
だけど、確実に、秋の気配だ。


四季が巡る、美しい国に生まれて、改めて幸せだ、と思う。
いろんな意味でめまぐるしかった今年の夏が、もうすぐ終わる。
寂しい。


戻ることのできない時間の流れは、
想い出という宝物になって、あたしたちの心に残される。
感謝。