土壌

今週のお題「生まれ変わったら○○になりたい!」。


学生時代、生まれ変わったら、なんになりたい?という質問をされたとき。
あたしはこんなふうに答えた。


 鯨、くじら。
 なれなかったら、象、ぞう。
 それもだめだったら、大樹。


あたしに質問したその人は、


 誰か作家が、そんな書き出しの本書いてたな。


と言った。
その続き、どんな話をしたのか、は忘れてしまったけれど、


 人も、地球上に暮らす、ひとつの生き物でしかないよね。


なんてこと言い合ったことは憶えてる。


人がどう思おうと、どう言おうと、あたしには関係なくて。
自分が納得できるか否か、が大切で。
過日の学生時代、そんな理想を背負ってるように思えたのが、鯨、象、大樹、だったのだ。


今はなんに生まれ変わりたいと思ってるだろう、と考えてみた。


森とか、山、海、川、土。。。
命を生み出す土壌になりたい、気がする。


妄想は、言い換えれば、理想だと思う。
大人になると、


 理想論だけじゃ生きてけないよ。


なんて、下らないこと言われるけれど。


 理想がなけりゃ、モノゴト成し遂げることなんて、できないよ。


と思う。


どんな仕事も、どんな生き方してても、理想、ビジョンがないと、
どっかで行き詰まってしまうと思うのです。


こだわり、と言い換えることもできるかも。


人にどう思われようと、どう言われようと、ぶっちゃけ、関係ないのです。
自分を信じて、真っ直ぐに生きることが、あたしにとっての美しさで。


生きる、というそのシンプルな行為を、ぐいぐい毎日実践していきたい、と思うのです。
森とか、山、海、川、土みたいに、命を生み出す土壌のように。