時愛


オフコース LIVE ~ 時に愛は ~

Off Course /時に愛は

 

初めて聴いた時から何十年経った今も沁みる名曲。

曲が生まれてから約40年経ってる。

聴きながら想うのは…なんだろうね。

ひとりひとりみんな違うと思うけど、共通してるのは愛してる人、だと思う。

 

曲って、想い出と共に存在してしまう場合も多いけど、

ぜんぶ真っ白にした後も心に響いてくる曲にも、時々出会う。

生き直せるのかもしれないな、って思わせてくれるような優しさが沁みてきて。

…曲に身を委ねてただただ聴き惚れてると、

素晴らしい曲に会えたことを改めて感謝しちゃう。

ありがとう。

 

多摩蘭坂


Tamaran-Zaka

 

曲を聴いて、あっ、となにかを想い出すことがある。

もひとつ。

曲を聴いた瞬間に、言葉を発することもなく、脳裏に浮かんだ情景に佇むこともある。

どちらかといえば、後者でありたくて、

わざわざ説明なんか、できたらしたくないけれど、

そんなことあったら、それって、ものすっごい宝もんだよ!って伝えたくて、

UPした。

いっぱいの人にわかってもらえなくたって、そんなことどうだっていいんだ。

好きな音、好きな曲、好きな人、好きなこと、なんでも、

自己完結でいいんだ。

万人の共感が得られなくたって、そんなこと、どうだっていいんだ。

あたしが、俺が、僕が、私が、とにかく自分が好きなんだもの。

そういうの実感したら、それ宝物。

だいじょうぶ、宝物持ってる人は、もう幸せだよ。

 

咀嚼

 

The Beatles- All My Loving

 

なんとなく聴きたかったビートルズの曲。

いつも僕は心から君のことを想ってるからね、と歌う切ない恋の歌。

愛と恋の一線はどこ?って問いを、何年かに一度なにかで見るけれど、

わりと歳を経てくると、心のありようを説明なんてできなくていい!と思える。

言葉は、言葉にした途端に断定しちゃうから、

逆に言葉にしない方がいい時もたくさんあるんじゃないかと思う。

あやふやにするとかじゃなく、言葉にできない、ことは、ほんとにあるから。

 

なんでも説明できなくちゃだめ、なんてことないと思う。

自分の尺度で、自分の感覚で、今まで選択してきた自分の道を信じてたらいいと思う。

そんな大切なこと、自分で噛みしめてたらいいんだって、あたしは深く想う。

芳醇


ゴロワーズを吸ったことがあるかい ムッシュかまやつ

 

2年前の2017年3月に天国へ旅立ったムッシュの名曲、

ゴロワーズを吸ったことがあるかい」。

ゴロワーズというのは、美しい青のパッケージのフランス煙草。

ファッションアイテム的にもシンボリックな要素だったゴロワーズは、

お洒落な人が持ち歩く小物で、当時ムッシュゴロワーズを吸ってたそう。

 

ムッシュ逝去のニュースを受けて知った凄いカッコイイ曲、

かまやつひろしゴロワーズを吸ったことがあるかい」。

演奏はティンパンアレイ(細野晴臣鈴木茂林立夫松任谷正隆)、

観客は松任谷由実になる結婚前の荒井由実というゴージャスなPV。

ほんものを知ってる芳醇な香りが漂ってくるよう。

残暑


Toto - Africa (Official Music Video)

 

残暑お見舞い申し上げます。

ようやく朝晩が涼しくなって参りました。

冬好き、夏苦手のあたしは、ようやく自然な呼吸ができるようになったというか、

生きてる心地がするというか、もうとにかく有難い四季の流れでございます。

そんなほっとする季節にふと聴きたくなるのがこの曲。

灼熱のアフリカを客観的に眺めてる雰囲気のメロディ、アレンジ、ムード。

そして完璧な演奏。

来日公演を聴きに行った友達が、素晴らしかった!と言ったあと、笑顔で、

「おもしろくなかった、完璧レコードと一緒なの。有り得ない!」と、のたまわった。

夏の終わり、秋の訪れを連れてくる風を感じながら聴くの、いい曲だと思います。

 

物語


銀河漂流バイファム

 

今から35年ぐらい前に放映されたアニメーション作品「銀河漂流バイファム」。

10年ぐらい前に作品ぜんぶ初めて観て、深く感動して大好きになりました。

大勢の子ども達が、事情があって宇宙旅行をすることになって、

実に様々な出来事をみんなで乗り越えてゆくという壮大で素晴らしい物語。

そのオープニングがこの曲で、当時でも今でもたぶん珍しい英語詞の曲なんです。

けど、当時楽しみに見てた子ども達も、曲の素晴らしさを感じたんだと思います。

今聴いてもカッコイイし、物語を見てると、聴くだけで涙腺が緩んでしまう。

アニメーションの好きか否かに関わらず、名曲です。

 


きらきら星 変奏曲 K.265 (モーツァルト)

 

空を眺めるとき、時々この曲がふっと聴こえてくる。

お遊戯の時の曲だと子どもの頃はずっと思ってたけど、

モーツァルトの曲だとわかったときはびっくりした。

けど、ふと想えば、すごくちっちゃな頃にこんな名曲でお遊戯することは、

とても贅沢なことで、そしてとても幸せで豊かなことだなぁと思った。