支援
熊本県・大分県周辺の大地震発生3日後、
どうしても心配になって、大分市内に住む友人にチャットで連絡を入れた。
彼女はとても元気で、旦那さんも子供も、ご実家も無事だと聞いて、
とても安心した。
けど、なにかできないかと思い、周辺で困ってるのを聞いてないか、
彼女に聞いてみた。
熊本県の甚大な被害はもちろんとても大変だけれど、
大分県も、東京では報道の量がとても薄いけれど、
湯布院(由布市)と竹田市が、大変なことになってる。
と聞かされた。
ネットでいろいろと調べてもどこが避難所で、なにを欲してるのかわからず、
大変な時だとは思ったけど、由布市の庁舎に電話を入れてみた。
まだ地震発生3日後なのに、きちんと災害担当の方がきちんといて、
☎を回して下さった。
断水されてて復旧のめどが立ってないんですわ、と、その方はおっしゃった。
(その当時は断水されてただけで、今はもう水道は開通していますが)
お水をお送りしてもご迷惑にならないでしょうか?
と聞いたら、
助かります。
そう断言してくれた。
財布の許す限り送らせていただきます。
あたしが言うと、
何度も感謝の言葉を重ねてくれた。
12ダースの水を許される限りの40箱を、その担当庁舎に送る手はずを整えた。
配送会社は各地の経由地から水を集めてくれて、
たった40箱なのに、配送はいくつにも分かれてて、
静岡や新潟、京都、福井、兵庫各地の経由地から、
由布市の庁舎に向けて、
40箱の12ダースの水を積んだトラックが走り始めたのが体感できた。
みんなでできることをやってる。
そんな気がして、輸送の経緯をネットでみながらちょっと泣けた。
誰が水を送ったのかわからない。
あたしも担当者の方がどんな顔をしてるのか知らないし。
各地から水を運んでくれた方々がどんな気持ちだったのかもわからない。
けど、たぶん、あたしが送った水は、誰かの喉を潤してくれたはず。
そう思うと、嬉しい。
ずいぶん落ち着いてきたみたい。
今は服とか下着が足りないみたい。
彼女から足りないものの現地でしかわからない情報が送られてくる。
女性だったらまずこれ、ってものを、20人分くらいとりあえず送った。
できる精一杯。
できることを精一杯、が、支援。
だと思う。
九州の地盤。
そろそろ落ち着いて。
みんなを家に帰してあげて。