鎮魂




Arvo P�rt - Spiegel Im Spiegel





生きている。
それだけでどれほど幸せなのか。
涙やよだれや汗が体から自然にしぶきを上げるほど明らかにわかる場所に行ってた。


今回立ち寄った間に、三度、震度4の地震に遭った。


ラジオをつけて。
その瞬間、誰もがそう叫んだ。
次の瞬間は、
棚に体を押し付けて、頭を覆って。


地震は、ほんの数分の出来事。
その、うたた寝してたら簡単に過ぎてしまう時間に、何万人もの命が消えてしまう。
そんな堪らない出来事が、確かに起こったのだ。





自然は、神とも言える。
としたら、神が、命を奪った、のか。


いや、命は、神になったのだ、と思うことにした。





生きよ。
なぜなら、生まれてきたのだから。


心からそう想う。