月灯り
ちょっと早く帰宅。
VINO TINTO を味わう時間と、ちょっとの余裕がようやくできた。
明日は木曜、いやもう今日だけど。
木曜じゅうに仕上げる仕事は、さっきまでの作業でメドが着いた。
まだ暗い三時にタクシーを止めるなんて、ちょっと優越感。
空を仰いだら満月。
たぶん。
満ちてゆく。
時間の流れ方が、秒針が時を刻むように変化してく感覚は、なんて心地いいんだろう。
なにかはわからないけれど、確実に、満ちてゆく。
あと二日。
確実にやり遂げる。
満ちてゆく感覚と、仕事は、まったく別次元だけれど。
あたしの心んなかで、いや脳んなかかもしれないけど、リンクしてる。
月光に照らされて眠る夜。
きっと、いい夢に出会える。