Summertime




ジャニスの声を聴くと、心の奥を絞られてる気がする。
雑巾を絞るみたいに、水滴がポタポタ床に落ちて来て、
垂れてる水滴の色を見て、いつも、はっとする。


想いは心にも頭にも、指にも、体中すべてにゆき渡っているか。
恐いほどに心細くなりながら、いつも、じいっと感じてみる。


薄桃色から紫へ、紺が混じり、空色のグラデーションへ。
朝が明けた。


弱過ぎる、という強さもあるのだと、自己判断で知った。
その、もっと先には、
今感じてる、泣きながら懸命に歩き続ける、
誰にも邪魔のできない、魂の固まりみたいに生きる強さがある。


魂で感じることが、大切なこと。
それ以外は、どうでもいい。