四季



大貫妙子という歌手の紡ぐ言葉があたしは大好きで、時には唸ってしまうこともある。
素直な言葉を使っているにも関わらず、その表現してる対象は、深いのだ。


彼女は、メロディを創り、何度も何度も聴いているうちに、言葉が降りてくる、と言う。
物語を作るのではない、と言う。


トレースするように自分の経験を描いている、訳でもないらしい。
たぶん、魂に摺り込まれた“記憶”が、メロディに載って降りてくる、のだと思う。


司馬遼太郎の文章のように、綴られた言葉ひとつひとつに、命が吹き込まれてゆく。
珠玉の言葉綴り。


なかでも、「四季」は、大好きな曲のひとつ。


アップした映像は、彼女のその名曲を、藤原道山さんが演奏したもの。
「四季」本来の歌詞が遺憾なく音で表現されている、素晴らしい音だ。


元曲は「アトラクシオン」というアルバムに収録されていて、
シングルで出てるかどうかは不明だけど、もし興味があれば。


「四季」の歌詞は…


著作権管理団体であるJASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)より
 削除要請がありましたので、2015.1.7.に、歌詞部分を削除致しました。


「四季」の歌詞は、とても素晴らしく心に響くものです。


日本の美しい四季の流れに、心が寄り添う。
それを、どうしてこんなに素晴らしく綴れるのか。。。


彼女の生きざまと重なって、言葉ひとつひとつが命を持ち、
あるものは星となり、またあるものは青い鳥となって飛び立ってゆくよう。


言葉を創るのではなく、感じることを言葉で表現する。
心掛けたいな。