十日の二十二時ぐらいから、夜が明けるまで、 電灯のない山奥で月を観てた。 土の上にマットを敷いて、横になって、 月が欠けてゆくのを飽きずに観てた。 そして、膨らんで。 まんまるの、真っ白な月が、天で輝いてるのを観てた。 翌日の十一日の夕刻、また…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。