仕事を一区切りつけて、事務所を出て。 空を仰いだら、視線の真っ直ぐまえに、まぶたを閉じたような月が浮かんでた。 ついさっきの空のこと。 小さいナイフで、空を、しゅっ、と切って。 朝靄の向こうにあふれてるまばゆい太陽の陽射しが漏れてるみたいに、 …
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