大きな桜の幹に背中をぴたっと付けて、満月を仰いだ。 たわわに咲き誇る桜の花越しに。 未来を覗ける窓みたいに、月はまばゆく輝いてて、 てっぺん近くに、くっきりと浮かんでた。 つ、っと涙があふれてきて、焦った。 不意打ちの涙は、心をぐらぐら揺らす。…
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